
NFTのガス代って何?
どうすれば安くなるのか知りたい!
このようなお悩みを解決します。
本記事の内容
- ガス代ってそもそも何?
- ガス代はなぜ変動するのか
- ガス代を安くする5つの方法
- よくある失敗例
「NFTを買おうとしたら、なぜか数千円の手数料がかかった…」
そんな経験、ありませんか?
NFT初心者がつまずきやすいのが、「ガス代」という存在です。
実際、NFT本体よりガス代のほうが高くなることもあり、知らずに取引するとかなり損してしまいます。
とはいえ、ガス代は仕組みを理解すれば、ある程度コントロール可能です。
この記事では、ガス代の基本的な仕組みから、ガス代を抑える方法まで、初心者向けにわかりやすく解説します。
記事を読めばガス代で損するのは卒業できるはずです。
できるだけ損せずNFTを始めたいという方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
もくじ
NFTのガス代ってそもそも何?

ガス代とは、ブロックチェーン上で何かを動かすための手数料です。
NFTを買う、売る、送る、ミント(発行)する。 こういった操作をするたびに、発生します。
実は、ガス代はOpenSeaや取引所に払っているわけではありません。
支払先は、ブロックチェーンを動かしている人たち(マイナーなど)です。
ざっくり言うと、道路を使わせてもらうお礼として、道路の管理者に払っている感じです。
ちなみに、ガス代の語源は、車のガソリン代から来ています。
車を走らせるのにガソリンが必要なのと同じで、「ブロックチェーンを動かすエネルギー代=ガス」というわけです。
ガス代が発生する操作の一覧
ガス代は、「買うときだけかかるもの」と思いがちですが、実際にはかなり幅広い操作で発生します。
| 操作 | ガス代 |
|---|---|
| NFTを購入する | かかる |
| NFTを出品・販売する | かかる |
| NFTを別のウォレットに送る | かかる |
| NFTをミント(新規発行)する | かかる |
| ウォレット同士でETHを送金する | かかる |
| OpenSeaでNFTを閲覧するだけ | かからない |
上記のように、ガス代はNFTを購入した時だけでなく、出品したり別のウォレットに送る際などにもかかります。
「なぜか手数料が引かれた」という声の多くは、売る・送るときのガス代を見落としていることが原因です。
ガス代はなぜ変動するのか
ガス代は、実際に毎日のように変わります。
昨日0.001ETH(約300円)だった送金が、今日は0.015ETH(約4,500円)になる、なんてことも珍しくありません。
基本ルールはシンプルで、取引しようとする人が増えると、ガス代が跳ね上がります。
これはオークション的な仕組みになっていて、一度に処理できる取引の数には限界があり、
処理してほしい人がたくさんいると、「高いガス代を払う人から優先処理します」となります。
その結果、ガス代の相場が上がっていくという流れです。
具体的にいつ高くなるか
ガス代は、こんなタイミングで跳ね上がります。
- 人気コレクションの新作発売時:参加者が一斉に参加するためネットワークが混雑する
- ビットコインやETHが暴騰・暴落した直後:売買が集中する
- 欧米の夜〜深夜(日本時間の夕方〜深夜):活動のピーク時間帯
- DeFiの新サービスローンチ時:特にイーサリアム系は混みやすい
人が集まるタイミングだと、ガス代も高くなってしまうので、避けるのが無難です。
空いている時間帯はガス代が落ち着く
逆に、日本時間の平日午前中〜昼過ぎは、世界的に取引が落ち着く時間帯です。
同じ送金でも、このタイミングなら数百円で済むこともあります。
僕も急ぎでない取引は、基本的に平日のお昼くらいににまとめるようにしています。
これだけで、ガス代が半分以下になります。
ガス代を安くする5つの方法

ここからが本題です。 ガス代を安くする5つの方法についてご紹介します。
①:取引する時間帯を選ぶ
まずは、一番取り組みやすい方法です。
日本時間の午前中〜夕方に取引する。これだけで安くなります。
逆に避けたいのは、
- 金曜〜日曜の夜
- 欧米の活動時間(日本の夜〜深夜)
- 人気コレクションの発売直後
急ぎでないなら、「24時間待つ」のも十分有効な手段です。
「今日は高いな」と感じたら、一晩置いて次の日に確認してみましょう。
②:Etherscan Gas Trackerを使う
ガス代の現在の相場がリアルタイムで確認できるサイトがあります。
「Etherscan Gas Tracker」で検索すれば出てきます。
見方はシンプルです。
- Low:安い(ただし処理が遅い)
- Average:標準
- High:速い(その分高い)
表示単位はGwei(ギガウェイ)といいます。
1ETHを10億分の1にした単位で、ガス代の相場を表すときに使われます。
目安としてはこんな感じです。
- 30 Gwei以下:かなり安い。取引のチャンス(送金1回で100〜400円ほど)
- 50〜80 Gwei:標準的な水準(送金1回で600〜1,500円ほど)
- 100 Gwei以上:高騰中。できれば避けたい(送金1回で1,500〜3,500円ほど)
※NFT購入は送金よりガスを多く消費するので、実際の金額はもう少し上がります。
初心者のうちは「30以下ならOK」くらいの目安で十分です。
③:Polygon対応のNFTを選ぶ
これが、一番安く済ませられるかもしれません。
OpenSeaでは、イーサリアムのほかにPolygon(ポリゴン)という別のブロックチェーンにも対応しています。
Polygonのガス代は、ほぼゼロに近いレベルです。
0.001ドル(0.1円)ほどで取引できることもあります。
OpenSeaで検索するときに、フィルターで「Polygon」を選ぶと対応作品だけ絞り込めます。
「なるべくコストを抑えたい」という方は、Polygonから始めるのも一つの選択肢です。
ただ、ひとつだけ注意点があって、Polygon版のETHはネットワークの切り替えが必要になります。 少し手間がかかるので、操作に慣れてきたら試してみてください。
④:バッチ取引を使う
これは少し上級者向けの話です。
複数のNFTをまとめて買いたいときに、1つずつ決済するとガス代もその回数分かかります。
- 1枚ずつ10回買う → ガス代10回分
- カートにまとめて10枚決済する → ガス代1回分(OpenSeaに一括購入機能あり)
このように、まとめて購入すれば一回分のガス代に抑えることができます。
欲しいNFTが複数あるなら、カートにまとめてから決済するのがおすすめです。
⑤:ガスリミットを自分で設定する
MetaMask(メタマスク)で送金するとき、設定からガス代を自分で指定できます。
急ぎでない送金なら、ガス代を相場より少し低めに設定して待つという方法もあります。
ただし注意点があって、下げすぎると取引がいつまでも処理されない、または失敗することもあります。
そのため、 慣れないうちは自動設定のままで進めるのが無難です。
よくある失敗例2つ

注意点として、よくある失敗例をご紹介します。
①:取引が失敗したのにガス代は払った
NFTを買おうとして、在庫がなくて購入に失敗してもガス代はしっかり引かれてしまいます。
ブロックチェーンは、購入できてもできなくても「処理した」とみなしてガス代を取ります。
そのため、売り切れの恐れがある、人気NFTのような場合は、購入できない可能性も覚悟しておきましょう。
ガス代を高めに設定しておくと、優先的に買うことができます。
②:ガス代が高いタイミングで焦って買ってしまう
「このNFT、今日が発売日だから今すぐ買わないと!」と焦って、ガス代が高騰しているタイミングで購入してしまう。
そうすると、ガス代だけで数千円かかり、NFT本体の価格をほぼ超えそうな状況になってしまうことも考えられます。
そのため、発売直後は必ずガス代が高騰すると思っておいて、数時間〜1日ほど待ってみるのも大事です。
おわりに

NFTのガス代、最初は「謎の手数料」に見えますが、仕組みがわかると簡単です。
- 混雑する時間帯は高く、空いているときは安い
- 日本の平日午前中に取引するだけで半額以下になることもある
- ウォレットにガス代用のETHを常に残しておく
慣れないうちは、「時間帯をズラす」だけでもOKです。
それだけで、無駄な出費をかなり抑えられます。